【伊豆河童】ところてん専門店が教える!琥珀糖の作り方と美味しくカリカリに仕上げるコツ

まるで宝石のように輝くお菓子「琥珀糖(こはくとう)」。
外はカリカリ、中はぷるんとグミのような食感で、見た目もかわいくSNS映えも抜群です!最近では“食べる宝石”として人気が再燃しています。

実はこの琥珀糖、材料さえそろえば家庭でも簡単に作れるんです。
今回は「ところてんの伊豆河童」(静岡県清水町伏見)が、ところてんや寒天のプロの視点から、失敗しない琥珀糖の作り方・乾燥のコツ・賞味期限・固まらない原因の対処法まで詳しくご紹介ていきます。

◆琥珀糖とは?——寒天でつくる日本の伝統スイーツ

琥珀糖は、寒天と砂糖を煮詰めて固めた日本の伝統菓子です。
中はぷるんと柔らかく、外側が乾燥してカリカリの砂糖の膜に包まれることで、まるで宝石のような透明感が生まれます。
味付けや色づけには、かき氷シロップや果汁、ジャムなどを使うと手軽でカラフルに仕上がります。

琥珀糖の魅力はなんといっても、見た目・食感・味のアレンジ性
寒天は海藻:天草(テングサ)が原料なので低カロリー、ヘルシーなお菓子としても人気です。

◆材料(基本レシピ)

・糸寒天:3g

・水:100ml

・砂糖:150g

・お好みのジャム(ブルーベリー・いちご・マーマレードなど):小さじ1

◆琥珀糖の作り方(ブルーベリー風味)

1.糸寒天を戻す
 ボウルに糸寒天を入れ、水をたっぷり注いでひと晩置きます。やわらかくなるまでしっかり戻しましょう。

2.寒天液を作る
 鍋に水・戻した糸寒天・砂糖を加えて中火にかけます。沸騰してきたら焦げないように混ぜ続け、寒天が完全に溶けてとろみがつくまで煮詰めます。

3.着色と成形
 とろみが出たら火を止め、平らな容器に流し入れます。そこへブルーベリージャムを加えて軽く混ぜ、粗熱を取ります。

4.切り分けと乾燥
 固まったら包丁で一口大にカットし、網やクッキングシートの上に並べます。風通しのよい場所で3日ほど乾かせば完成です

🍬 仕上がりのポイント

ブルーベリーのほか、マーマレードやいちごジャムなどを使うと、カラフルで見た目も華やかに仕上がります。

糸寒天は溶け残ると口当たりが悪くなるため、水戻しと加熱の時間をしっかり確保するのがコツです。

こちらも参考に

伊豆河童のcookpad 食べる宝石!琥珀糖

https://cookpad.com/jp/recipes/18657015?ref=profile

◆失敗しないコツと“カリカリ”仕上げの秘密

琥珀糖の一番のポイントは「乾燥」。
湿度が高いとベタついたり、なかなか固まらなかったりします。

そこでおすすめなのが、ドライヤーの弱風モードを数分あてる方法。
表面の水分が早く飛び、乾燥ムラが減ります。
ただし、熱風を当てすぎると溶けてしまうので注意。

また、日陰の室内で3日〜5日じっくり乾かすのが理想です。
外側がカリカリ、中がグミのように残ったときが食べ頃です。

◆「固まらない」「まずい」原因と対処法

「琥珀糖が固まらない」「なんだかまずい」と感じる場合、
以下の点をチェックしてみてください。

トラブル原因対処法
固まらない寒天を十分に煮溶かしていない
酸味の強い果汁などを多く入れすぎている
しっかり沸騰後2分煮る
酸味の強い果汁を入れる場合は量を調整する
ベタベタする乾燥時間が短い/湿気が多い乾燥を3日以上・除湿機を使う
甘すぎる砂糖の分量が多すぎる
(ただし少なすぎると糖度が下がり外がカリカリにならない場合もあります)
砂糖を2/3程度に減らす
味が単調色だけで味付けしているフルーツピューレやレモン汁を加える

伊豆河童では、こうした「まずい」「固まらない」失敗を防ぐため、
寒天の煮方や乾燥環境まで研究
季節や気温によって配合を微調整し、常に安定した品質の琥珀糖づくりを行っています。

◆賞味期限と保存方法

完成した琥珀糖の賞味期限約2〜3週間
直射日光を避け、乾燥剤と一緒に密閉容器に入れて常温保存します。
冷蔵庫に入れると結露してベタつくためNGです。

時間が経つとカリカリ感が少しずつ失われますが、
軽くトースターで1分ほど温めると再び表面がシャリッとします。

◆アレンジアイデア:琥珀糖×グミ×かき氷シロップ

かき氷シロップを使って、カラフルなグミ風琥珀糖
牛乳を混ぜて、ミルキーな琥珀糖寒天
レモン果汁を加えて、さっぱり爽やかな夏限定スイーツに

アイデア次第で、見た目も味も自由自在。
お子さんと一緒に作るのも楽しいですよ。

◆どこで買える?伊豆河童の琥珀糖

伊豆河童では、寒天スイーツの専門知識を活かして開発したオリジナル琥珀糖を販売中。
清水町の本社店舗をはじめ、三島駅「プラスタ」など駅ナカ店舗でも購入できます。
現在は富士山と柿田川湧水をイメージした「カキタガワブルー」やカラフルな富士山型の琥珀糖のアソート「琥珀富士」「あかね富士」がラインアップ。
ギフトやお土産にも喜ばれています。

◆まとめ:寒天でひろがる、“食べる宝石”の世界

琥珀糖は、シンプルな材料で作れるのに、奥が深いスイーツ
外はカリカリ、中はグミのようにプルプル。
手作りすれば、自分だけの色や形、味わいを楽しむことができます。

伊豆河童は、創業明治2年のところてん製造・販売店として、ところてんや「寒天の可能性」を追求し続けています
伝統と現代の感性を融合させた琥珀糖を、これからも皆さんにお届けしていきます。

伊豆河童の琥珀糖はこちらから

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