ところてんはなぜ酢水に浸かっているの?飲んでも大丈夫?

コンビニやスーパーなどでも見かけることが多いところてん。

特に、夏になるとツルツルっと喉越しの良さが人気です。

ただ、パックに入っているあの液体は一体何だろう?と疑問に思っている人も多いかもしれません。

今回は、あの液体の正体について、「ザ!鉄腕ダッシュ!0円食堂」やテレビ朝日系「グッドモーニング」の「あら、いーな」のコーナーでも紹介された静岡県清水町にある創業明治二年のところてん専門店『伊豆河童』が解説していきます。

ところてんとは?

ところてんは、天草(テングサ)を水と一緒に煮て、煮汁を漉して型に流し込み、固まったものを「ところてん突き」で細く突き出したもの。

海藻である天草(テングサ)にはマクサ、オオブサ、オニクサ、ヒラクサなどいろいろな種類があります。

伊豆河童のこちらのブログでも詳しく紹介しています。

ところてんの原料「天草(テングサ)」って何?種類や産地、収穫量などを徹底解説

ところてんのパックの中の水の正体

江戸時代には、江戸の町を行き来していた棒手振(ぼてふり)と呼ばれる行商人がところてんを売り歩いていたという歴史ある食べ物:ところてん。

現代では、パックの容器に入ってスーパーのこんにゃく売り場付近に置かれていることが多いですね。

そんなところてんのパックの中に入っている、あの液体の正体をあなたはご存知ですか

あの液体は・・・

「酢水」なんです。

ところてんは本来、細菌が繁殖しやすい食品なのです。

酢を使って酸性を保つことによって、菌の繁殖を抑えています

なので、パック販売されているところてんは、酢水に浸かっているんです。

ところてんの伊豆河童では、パック入りのところてんは「酢水」を、あんみつ用の角切りところてんには「クエン酸」を使っています。

phは3.9~4.2程度です。

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ところてんって美味しいの?まずいの? 気になる匂いや酸っぱさの原因、美味しい食べ方をご紹介!

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ところてんのパックの水は飲んでも大丈夫?

ところてんのパックの中に入っている水「酢水」

飲んでしまっても大丈夫なのか?と心配に思っている方もいらっしゃるかもしれません。

このお水は、純粋に酢水なので、飲んでしまっても健康被害はありません

基本的に酢水は、捨ててください。

酢じょうゆなどの味で食べる場合は、水洗いせず水を切るだけでOKです。

ところてんの酸っぱさが気になるという方は、

酢水を捨てた後に、ところてんを水洗いすると酸っぱさが軽減されますよ。

完全に酢の匂いを消したい場合には、冷蔵庫で真水に一晩漬けておくのがおすすめです。

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食べきれなかったところてんの保存法

一度開封したところてんを食べきれなかった場合には、浸かっていた酢水が役立ちます。

残ったところてんを、もう一度酢水に入れて、冷蔵庫に保管します。

もし酢水が足りなくて、ところてんが空気に触れてしまう場合は、お水を少し足しましょう。

開封後は痛みやすくなるので、お水を交換しつつお早めに召し上がってください。

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まとめ

・ところてんはテングサを煮た煮汁を漉し冷やし固めたものを「ところてん突き」で細く突き出したもの

パックの中の水の正体は酢水

パックの水は飲んでも問題ない

・食べきれなかったところてんの一時保存には酢水を活用

おいしいところてん、あります。

今回は、ところてんのパックに入っている水・酢水について解説しました。

いかがでしたでしょうか?

つるりとした食感と喉ごしのよさが魅力のところてん。

おかずとしても、おやつとしても食べることができるのもいいところ。

創業明治二年「ところてんの伊豆河童」では、伊豆産の天草100%、富士山の湧き水を使った職人手作りのところてんを販売しています。

楽天市場でグルメ大賞を2回(2005年、2007年)、2008年7月にはスイーツ部門月間MVPも受賞しています。

ところてんのたれは12種類(プラス季節限定 2種類)をご用意。

酢醤油(二杯酢)、三杯酢、黒蜜、ほうじ茶蜜、わさびドレッシング、梅しそつゆ

胡麻ダレ、抹茶蜜、玄米黒酢、柚子みつ、コーヒーみつ、めんつゆ

桜あん(春季限定)、桜みつ(春季限定)をご用意。

 伊豆の海女さんが手摘みした天草と、富士山の雪解け水、伊豆河童の本当においしいところてん、どうぞお試しください。

伊豆河童サイト

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